⑦「大切な言葉ができました」
HOME ‣ 連載 | 私と生活圏 ‣ ⑦「大切な言葉ができました」(2023.12.1)
私には長男と次男、二人の息子がいます。
前回の連載「私と生活圏⑥ 「I believe in you.You can do it.And…」において、私が次男に伝えた言葉を紹介しました。
この言葉をきっかけに、次男は勇気が湧いてきました。
この言葉は、2人の息子に伝え、2人にとってポジティブな影響があった言葉です。
今回の連載では、その言葉を伝えるきっかけになったエピソードを紹介いたします。
この言葉伝えるきっかけは、今年の3月に交わされた、あるLINEにあります。
長男が今年度から寮生活をおくることになりました。
あるLINEは、明日から長男が寮生活を送る日の夜に交わされました。
みんなが寝静まった頃に、私は長男にラインをしました。
私 「今の気持ちは?」
長男 「sad」
私 「そっかー。家族との別れが?」
長男 「国語がマジで怖い」
私は「いや国語かい!家族や友達との別れじゃないんかい!」と心の中で突っ込みました。
その後
長男 「家族とか友達、フィギュア、プラモデルたちとの別れが」
→あ、家族も入っている、と一安心しました。また、分かれることが悲しいものの中にプラモデルが入っているのが長男らしくて、ほほえましく感じました
その後
私 「そうだね。本当に色々なものとの別れがね。
it’s sad maybe.But I think all ok!」
長男 「I want to enjoy my highschool」
私 「せやね。I believe in you.You can do it.And I love you」
長男 「Thank you.I love you,too」
やり取りは以上です。
このタイミングで私は長男に「I believe in you.You can do it.And I love you」と伝えました。
そして、この言葉を伝えたことによって、長男は安心した、勇気づけられたことと思っております。
この言葉を交わしたからと言って、長男と私の関係が表立って変化したわけではありません。
でも、この言葉を伝えたおかげで、私は長男から「Thank you.I love you,too」と嬉しい言葉を聞くことができました。
私自身も嬉しい気持ちになりました。
お互いの気持ちを確認できました。
ひいては、親子の愛情を確認できました。
日常的に「愛している」と言う機会は少ないかもしれません。
親子や夫婦等においては、「愛し合っている」からこそ親子であり夫婦だ、という大前提があるからかもしれません。
また、日本人の特性により、日常的に「愛している」と伝えあう機会が少ないのかもしれません。
でも、愛していると伝えることでお互いの信頼関係が深まる可能性があります。
「愛している」と伝えるのが照れくさかったら「I love you」でも気持ちは伝わるでしょう。
時間にしたら2秒くらいです。
相手も喜んでくれることでしょう。
すぐにできる、信頼関係が深まる会話です。
ここまで読んでくれた皆さん
「I believe in you.You can do it.Please try to tell me that you love me」
藤林 秀
・NPO法人ほほえみの会 就労指導員
・母親と子どもの居場所活動 family café あづま~る代表
・子ども食堂 憩いの広場ここまる 主催チームなないろ副代表
・保育士
・修士(健康科学)