【報告】2023年12月11日「ぎきょくがよまさる(20)〜ゴドーを待ちながら(二巡目)」開催しました。

分解中


日にち:2023年12月11日(月)
時間:21:00〜
場所:オンライン
戯曲:ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)/サミュエル・ベケット(pg.122〜pg.140)
配役:
エストラゴン:Ⓔ
ヴラジーミル:Ⓨ
ト書き:Ⓜ︎・小山田

ぎきょくがよまさる〜ゴドーを待ちながら「2巡目」。前回からの続きで122ページから。

今回はト書き部分が少なく、淡々とエストラゴンとヴラジーミルのやりとりが続いていきます。その延々と続くやりとりの中でどんどん場所や時間の意識がなくなっていくような感覚になっていきました。通して、二人を覆うもの哀しさを感じました。素読みも2巡目になり、ゆっくりではありますが、この戯曲の面白さが沁みてきているような気がします。

参加者の皆さま、ありがとうございました。また2週間後になりますが、引き続き宜しくお願い致します。

 

リアルでもやってみたいので、地元の仲間募集しております。よろしくお願い致します。

ゴドーを待ちながら (白水Uブックス) 新書

【著】サミュエル・ベケット
【翻訳】安堂 信也/高橋 康也

「『ゴドー』に接して、人はむしょうにおしゃべりになりたがっている自分を見出す。
[…] 無数の解釈が生まれ、すれちがい、ゆらめき、消尽されてゆく、その過程がまさにこの作品を観たり読んだりする経験の実体にちがいないのだ。
[…]「ゴドーを待つ」という、あるようなないような枠組(大いなる物語)は、過去と未来のあいだに宙吊りにされたこの現在あるいは現代の瞬間を生き生きとさせるための仕掛けにすぎないのかもしれない。」(本書「解題」より)

田舎道。一本の木。夕暮れ。エストラゴンとヴラジーミルという二人組のホームレスが、救済者・ゴドーを待ちながら、ひまつぶしに興じている──。不条理演劇の代名詞にして最高傑作、待望のペーパーバック化!

Support our projects