【報告】2023年8月28日「SUBURI STUDIO」開催致しました。

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正会員・サポーター会員

本日、2023年8月28日(月)20:00〜21:30、正会員・サポーター会員によるオンラインミーティング「SUBURI STUDIO(月1回開催)」を開催致しました。

今晩の参加者は3名。お知らせ(【告知】2023年8月「SUBURI STUDIO」のお知らせ)しておりましたように、今回から、べてるの家の理事長・向谷地生良氏の著書『技法以前〜べてるの家のつくりかた』を使っておしゃべりしていきました。

今日の主なトピックは以下になります。

今回語られたトピック(ファシリテーター:赤石嘉寿貴)

・若い頃は分からなかった履物を揃えると心が整うは今になるとわかる
・心を病んだときに走ったことで元気になれた
・「練習」という言葉は第三者的に自分を遠くに置くことができる
・練習するというのは鏡をみるようなもの
・後味の悪い自助ではなく、より効果的な新しい自分の助け方を一緒に見出す
・コミュニティーがないことには練習はできない
・宗教は一人ではできない
・信じることの営みにとっていちばん大切なのは「根拠なく信じる」姿勢である

次回、2023年9月も、引き続き『技法以前〜べてるの家のつくりかた』となります。正会員・サポーター会員の方にご参加いただけます。お気軽にご参加ください。詳しい日程に関しましては、決まりましたらウェブサイトにて告知いたします。

技法以前〜べてるの家のつくりかた

技法以前〜べてるの家のつくりかた
著/向谷地 生良
発行/2009年11月

「幻覚&妄想大会」をはじめとする掟破りのイベントはどんな思考回路から生まれたのか? べてるの家のような場をつくるには、専門家はどう振る舞えばよいのか? 「当事者の時代」に専門家が〈できること〉と〈してはいけないこと〉を明らかにした、かつてない実践的「非」援助論。

【目次】
はじめに

第1章 形から入れ!
1 援助とは振る舞いである
2 「自分を助けること」を助ける

第2章 専門家に何ができるか
1 「当事者が主人公」の時代
2 「多材」と「多剤」の限界
3 二つの無力

第3章 信じるということ
1 根拠なく一方的に信じてしまう
2 私はなぜ信じることができるのか
3 突撃訪問と実験
4 心配も期待もしない信じ方
5 「現聴」にもがく当事者を信じる

第4章 「聴かない」ことの力
1 哲学とケア
2 話を聴いてくれない精神科医
3 「聴かない」という聴き方
4 開かれた聴き方へ
5 「一緒に考える」ということ

第5章 人と問題を分ける
1 生きる知恵としての「外在化」
2 軽くていい、軽いからいい
3 ナラティヴ・アプローチとの出会い

第6章 病識より問題意識
1 妄想は身体の知恵
2 困っていればOKだ

第7章 プライバシー、何が問題か
1 隠したいのは誰?
2 サトラレはサトラセたい
3 エンパワメントとしての「弱さの情報公開」

第8章 質より量の“非”援助論
1 キーワードは「仲間」
2 つながれるなら死んでもいい
3 援助における質と量
4 量的世界への媒介者

終章 「脳」から「農」へ

鼎談 リンゴのストレングスモデル
木村秋則(リンゴ農家)
川村敏明(浦河赤十字病院精神神経科部長)
向谷地生良

文献
あとがき

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