【告知】2023年1月「SUBURI STUDIO」のお知らせ

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正会員の皆さま、

新年、2023年の1回目の「SUBURI STUDIO」を以下の日程で開催致します。

正会員のみ
日にち:2023年1月25日(水)
時間:19:00〜(90分程度)
場所:オンライン(ZOOM URLをお送り致します)
今回のテーマ:東畑開人著『居るのはつらいよ』を使った読書会
※書籍はご自身でご準備ください。
ファシリテーター:赤石嘉寿貴(あかいし かずき)

先月から引き続き、今回も東畑開人著『居るのはつらいよ〜ケアとセラピーについての覚書』を読んでいきましょう。

「いる」ために「いる」ことができなくなってしまうのは、「アジール」が「アジール」としてあり続けられないのは、「お金」が要因なのだろうか?それを取り除く時、「いる」ために「いる」こと、「アジール」が「アジール」であること、が続いていくのだろうか?「お金」とは切っても切れない関係の中で生きる現代の僕らは、この著書を読むことによって「アジール」とはなんなのかを知り、そこに「いる」ための扉を開くことができるのかもしれない。まだまだ気になるところが出てきそうですね。

参加される方は、本書を読んで頂き「なぜそこが気になったのか」そこを読んだ時に「感じたこと」や「頭に思い浮かんだこと」などをお話できるように、気になった箇所に線を引いたり、抜き出しておいたり、それぞれのやり方でご準備ください。必ず何かを話さなければならないということもなく、何も感想がなければ、それも感想ということでパスして頂いてかまいません。

堅苦しい雰囲気ではありませんので、お気軽にご参加ください。

赤石嘉寿貴

2023年1月のテーマ

居るのはつらいよ〜ケアとセラピーについての覚書

居るのはつらいよ〜ケアとセラピーについての覚書
東畑開人著

発行 2019年02月
ISBN 978-4-260-03885-0

「ただ居るだけ」vs.「それでいいのか」
京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。「セラピーをするんだ!」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。一言でいえば、涙あり笑いあり出血(!)ありの、大感動スペクタクル学術書!

【目次】
プロローグ それでいいのか?
第1章 ケアとセラピー ウサギ穴に落っこちる
第2章 「いる」と「する」 とりあえず座っといてくれ
第3章 心と体 「こらだ」に触る
第4章 専門家と素人 博士の異常な送迎
幕間口上 時間についての覚書
第5章 円と線 暇と退屈未満のデイケア
第6章 シロクマとクジラ 恋に弱い男
第7章 治療者と患者 金曜日は内輪ネタで笑う
第8章 人と構造 二人の辞め方
幕間口上、ふたたび ケアとセラピーについての覚書
最終章 アジールとアサイラム 居るのはつらいよ
文献一覧
あとがき

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