【報告】2026年2月26日「SUBURI STUDIO」開催致しました。
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正会員・サポーター会員
2026年2月26日(木)21:00〜22:30、正会員・サポーター会員によるオンラインミーティング「SUBURI STUDIO(月1回開催)」を開催致しました。
今晩の参加者は3名。お知らせ(【告知】2026年2月「SUBURI STUDIO」のお知らせ)しておりましたように、信田さよ子・上間陽子 著「言葉を失ったあとで」の「第5章〜言葉を禁じて残るもの」を皆で読み進めていきました。
今日の主なトピックは以下になります。
今回語られたトピック(ファシリテーター:小山田和正)
・信頼できる他者との出会いが、抑えていた悲しみを顕在化させる場合がある。
・強い感情は、時間的距離の取り方によって意味が変わる可能性がある。
・悲嘆は出来事そのものよりも「関係の再編」の中で立ち上がるのではないか
・「許さなければならない」という規範の問題
・第三者支援の役割の重要性。しかし、支援者もまた構造の内部にいるという難しさ。
・「被害者」という言葉が一面的である
・加害/被害の立場が交錯する状況の存在
・大きなくくりの概念が個別の体験を平板化する
・定型的な「回復者像」への違和感。
・当事者に過度な期待が向けられる問題。
・当事者であることを前提にしすぎると、別の負担が生じる可能性。
・支援の場で当事者性をどう扱うか
・自助グループにおける語りの力
・近代家族観やフェミニズムの言葉が被害者表現に与える影響
次回(2026.3)は「第6章〜ケアと言葉」になります。
SUBURI STUDIOは、正会員・サポーター会員の方にご参加いただけます。お気軽にご参加ください。
2025年10月〜のテーマ
言葉を失ったあとで
言葉を失ったあとで
著/信田さよ子・上間陽子
発行/筑摩書房(2021年11月30日)
【内容紹介】
アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の調査を続ける教育学者。現場に居続ける二人が真剣に、柔らかく、具体的に語る、「聞く」ことの現実。「聞くの実際」。アディクション・DVの第一人者と、沖縄で社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。
【目次】
まえがき 信田さよ子第一章 言葉を失ったあとで 二〇二〇年一一月二七日
中立の立場とはなにか/加害者の話をどう聞くか/加害を書けるか/加害者が被害を知る/性被害の特殊性/仏壇継承者/暴力の構造を知る/スタイルの違い/学校が話を聞けない場所に/援助が料金に見合うか/質疑応答へ/加害者の普通さ/厳罰化は何も解決しない/言葉をいっしょに探す/ゼロ・トレランスの弊害/まずはいい時間をつくる/三つの責任読書案内①第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 二〇二一年二月六日
精神科医にできないこと/教室の実践記録のおもしろさ/原点は児童臨床のグループ/沖縄から離れて/「性の自己決定」の実際/社会調査が示すこと/医者になるか、女性のアルコールやるか/女性の依存症の特異さ/八〇年代の精神病院の経験が一生を決めた/生身の人間の話がおもしろい/ネクタイを褒める/沈黙に強くなる読書案内②第三章 話を聞いて書く 二〇二〇年二月二三日
精神疾患の鋳型/解離は手ごわい/医療との関係/加害はパターン化している/精神科の役割/値踏みされている/お金をもらうか払うか/許諾のとりかた/書く責任/モスバーガーの文脈/身体は触らない/身体は自分のもの/聞きとりのあと/トランスクリプトの確認の仕方読書案内③第四章 加害と被害の関係 二〇二一年三月一二日
被害者元年/起源は七〇年代/仲間は当事者/学校現場の変化/公認心理師の国家資格/被害者の両義性/暴力をなくす練習/加害者プログラムの順番/加害者の書きづらさ/映画で描かれる暴力/打越正行さんの調査読書案内④第五章 言葉を禁じて残るもの 二〇二一年三月二七日
性被害をどのように語りはじめるのか/臓器がぶらさがっている感覚/フラッシュバックの意味/被害経験の読み替え/選択肢のすくなさ/家族の性虐待/語りのフォーマット/言葉を禁じる/性加害者の能動性/ユタを買う/一二月の教室/オープンダイアローグの実践読書案内⑤第六章 ケアと言葉 二〇二一年五月一一日
カウンセリングに来るひとたち/男性の語りのパターン/加害者の語り/加害者プログラムの肝/DV被害者支援と警察/家族はもうだめなのか?/使えるものはぜんぶ使う/親との関係を聞く/被害者共感の効果/権力と言葉/「加害者」という言葉の危うさ/ブルーオーシャンへ/被害者は日々生まれている/当事者の納得する言葉読書案内⑥あとがき――「聞く」の現場の言葉を聞く 上間陽子
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