【告知】2025年3月8日「第3回 悼む日〜映画『東北記録映画三部作 第二部・なみのこえ〜気仙沼編』上映会」@弘前市 GALLERY DENEGA

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昨年に続き、本年も下記にて「悼む時と場を置きます。」
本年は、映画上映のほか、新たに の場も置きます。

第3回 悼む日〜映画『東北記録映画三部作 第二部・なみのこえ〜気仙沼編』上映会

【日にち】2025年3月8日(土)
【時 間】13:00〜18:00(時間内出入り自由)
【場 所】SPACE DENEGA 「GALLERY DENEGA」(弘前市上瓦ケ町11-2)
【入場料】投げ銭制(当日、お一人1,000円以下でお気持ちをお願いしております)
【内 容】13:00 開場
14:00 ボ・シネマ#6 映画『なみのこえ〜気仙沼編』上映会(109分)
17:40 終了
【申し込み】peatix 経由でお申し込みください。
【連絡先】小山田和正(  info@workshopvo.com )
【ご注意】
※会場内では静かにお過ごしください。
※「ボ・シネマ」のコンセプトの関係で人数制限を設けております。お申し込みの早い順番で、人数に達しましたら受付を終了いたします。
※お申し込みなしでの、当日参加はご遠慮ください。

映画『なみのこえ』について

【作品紹介】
『なみのこえ 気仙沼』『なみのこえ 新地町』は、東日本大震災における津波被災者へのインタビュー映画『なみのおと』の続編。酒井耕・濱口竜介両監督は前作の完成から1年以上撮影を継続し、宮城県気仙沼市と福島県新地町の被災者、約20名の対話を新たに『なみのこえ』としてまとめた。人々が抱える問題も思いも発生直後とは違って来ている現在、出演者=インタビュイーは、夫婦や親子、友人、職場仲間たちとの会話の中で薄れて行く記憶を呼び戻し、思いを新たにして行く。
前作『なみのおと』では、津波被害の体験者同士が共に震災と向き合う「新しい言葉」をつくりだしていく過程が記録され、鑑賞者からは「言葉に強い現実感を感じた」という反応が多くあった。この現実感を未来の人々へも届けるため、監督達は劇映画の手法をドキュメンタリー映画に適用するという前作の様式を徹底する。日常-非日常、被災者-非当事者、聞くこと-語ること、被写体-鑑賞者、シリアス-ジョーク、二人の監督、フィクション-ドキュメンタリー、あらゆる分断線を越えた境界から未踏の故郷=現実は生まれ、震災を知らない100年後に暮らす人々と私たち、そして過去に生きていた人や動物やモノとを繋いでいる。

【あらすじ】酒井耕・濱口竜介の共同監督による東北記録映画三部作 第二部。前作『なみのおと』の手法を受け継ぎながらも、震災から時間を経て記録された対話者たちの表現はより自立性を増し、様々な声の混交する町の肖像が描かれる。
監督たちは前作を作る過程で出会った東北の伝承民話にヒントを得て、口承記録の方法を徹底する。これは震災という粗大な印象の底に隠れてしまった幾多の視点と声を蘇らせる事で出来事を100年200年の先まで伝える術であり、自然災害の現実感とそれに向き合う個々の人間の心象を観る者に理解させる。
飲食店を営む兄弟、役所の仕事仲間、夫婦、監督達自身、恋人たち、漁師の親子。彼らが過去を振り返りながら未来を目指して放つ言葉や表情のひとつひとつが、聞くことと語ることの間から生まれるとき、古来よりその土地の言葉が決して絶やす事の無かったもの、すなわち一番の被災者でもあった死者たちのこえへと接近することになる。
『なみのおと 気仙沼』『なみのこえ 新地町』の二編構成。大きな問題を抱えた場所の記録であると同時に、フィクションとドキュメンタリーの間を通り抜けて新しい記憶の創造へと向かった映画的探求の到達点。

2013年製作/ドキュメンタリー/日本語/カラー/109分(気仙沼)
配給:サイレントヴォイス

【スタッフ・キャスト】
監督:濱口竜介・酒井耕
実景撮影:北川喜雄・佐々木靖之
整音:鈴木昭彦・黄永昌
カラリスト:馬場一幸
制作者:芹沢高志・相澤久美

なみのこえ『東北記録映画三部作』第二部 公式ウェブサイト

『悼む日』について

※昨年2023年の告知文より転載

いたむ日」というのをはじめたいと思います。

いたむ日」に関して、この法人には珍しく、法人の設立前から結構長い時間をかけて、理事間で話を重ねてきたプロジェクトのように感じています。そのくらい大切に育てていきたいプロジェクトの1つです。

さて、いざ始めてみようと思い、日程を決め、場所を決め、その上で、どうやって外に告知をしていくべきかを考える時、本当に言葉というのはやっかいだなと感じますが、「いたむ日」をわかりやすく説明しようと、言葉を積み上げれば積み上げるほど、僕のイメージとは大きくかけ離れていきました。

そこで、その積み上がった言葉を削ぎ落として、
さらに削ぎ落として、

悼む時と場を置きます。

にたどり着きました。

現状、これが「いたむ日」を説明する全てです。

2023.3.3 WORKSHOP VO!! 代表小山田和正

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