【告知】2024年8月「SUBURI STUDIO」のお知らせ
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正会員・サポーター会員の皆さま、
2024年8月、「SUBURI STUDIO」を以下の日程で開催致します。
正会員・サポーター会員
日にち:2024年8月28日(水)
時間:21:20〜(90分程度)
場所:オンライン(ZOOM URLをお送り致します)
今回のテーマ:熊谷晋一郎著『リハビリの夜』を使った読書会
範囲:5章・6章
※書籍はご自身でご準備ください。
ファシリテーター:赤石嘉寿貴(あかいし かずき)
前回に引き続き熊谷晋一郎著『リハビリの夜』を使った読書会を進めていきます。
ここまで読んで見えてきたのは〈ほどきつつ拾われる関係〉を他者に求めてきた著者だった。
他者、人との関係の中では「まなざし/まなざされる関係〉のなかで緊張が生まれ、身体が自壊する。
〈敗北の官能〉を得るため規範のすり替えが続いていた著者はどのようにして規範から解放されていくのだろうか?
参加される方は著書を読んで頂き「なぜそこが気になったのか」そこを読んだ時に「感じたこと」や「頭に思い浮かんだこと」などをお話できるように、気になった箇所に線を引いたり、抜き出しておいたり、それぞれのやり方でご準備ください。必ず何かを話さなければならないということもなく、何も感想がなければそれも感想ということでパスして頂いてもかまいません。
堅苦しい雰囲気ではありませんので、お気軽にご参加ください。
2024年6月〜のテーマ
リハビリの夜
リハビリの夜
著/熊谷 晋一郎
発行/2009年12月
痛いのは困る。気持ちいいのがいい。
現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。
【目次】
はじめに序章 リハビリキャンプ
第一章 脳性まひという体験
1 脳内バーチャルリアリティ
2 緊張しやすい体
3 折りたたみナイフ現象の快楽
4 動きを取り込み、人をあやつる第二章 トレイナーとトレイニー
1 ほどかれる体
2 まなざされる体
3 見捨てられる体
4 心への介入が体をこわばらせる
5 体への介入が暴力へと転じるとき
6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」第三章 リハビリの夜
1 夕暮れ
2 歩かない子の部屋
3 歩く子の部屋
4 女風呂
5 自慰にふける少年第四章 耽り
1 対比に萌える
2 取り込めないセックス
3 規範・緊張・官能
4 打たれる少女第五章 動きの誕生
1 モノと作り上げる動き
2 人と作り上げる動き
3 「大枠の目標設定」が重要な理由
4 世界に注ぐまなざしの共有
5 助け合いから暴力へ第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論
1 両生類と爬虫類の中間くらい?
2 便意という他者
3 身体に救われる
4 むすんでひらいてつながって
5 衰えに向けて注
文献あとがき
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