【報告】2024年6月28日「SUBURI STUDIO」開催致しました。
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正会員・サポーター会員
本日、2024年6月28日(金)21:00〜22:30、正会員・サポーター会員によるオンラインミーティング「SUBURI STUDIO(月1回開催)」を開催致しました。
今晩の参加者は4名。お知らせ(【告知】2024年6月「SUBURI STUDIO」のお知らせ)しておりましたように、今回から熊谷晋一郎著『リハビリの夜』1章〜2章を使った読書会となりました。
今日の主なトピックは以下になります。
今回語られたトピック(ファシリテーター:赤石嘉寿貴)
・ 床に対する愛着、安堵感、安心感
・ 二次元の世界という感覚
・ 全身麻酔の手術後の動けない、カラダを動かしちゃいけない感じ
・ 床は肯定も否定しない
・ 敗北直前の強い焦りはやがて、敗北が決まったときの悔しくて悲しい思いに変わっていく。
・ ベジータみたいな感じ
・ 折りたたみナイフ現象
・ チェーンソーで木を切った時に感じた硬さと軟らかさとおれ
・ 試験勉強を一生懸命頑張るんだけど、最後は大きな力に身を預ける
・ 整体に行った時に肩の力のぬき方が分からなかった。どうにでもなれと思ったら急に抜けた。
・ 意思は残響
・ 泣きたくないのに泣いてる自分
・ 反省しきれてないのに反省を求められている自分を見ている自分
・ 合宿で街頭演説の練習をすることは暴力的なことか?ある人にとっては快感でもある
・ イニシエーション
・ リラックスは緊張を移動させること
・ 親子関係でもあらわれる偽善
次回は、熊谷晋一郎著『リハビリの夜』の第3章〜4章となります。詳細は後日ウェブサイトで告知致します。
正会員・サポーター会員の方にご参加いただけます。お気軽にご参加ください。
リハビリの夜
リハビリの夜
著/熊谷 晋一郎
発行/2009年12月
痛いのは困る。気持ちいいのがいい。
現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、初めて電動車いすに乗ったときのめくるめく感覚などを全身全霊で語り尽くし、リハビリテーションを根底から定義しなおす驚愕の書。
【目次】
はじめに序章 リハビリキャンプ
第一章 脳性まひという体験
1 脳内バーチャルリアリティ
2 緊張しやすい体
3 折りたたみナイフ現象の快楽
4 動きを取り込み、人をあやつる第二章 トレイナーとトレイニー
1 ほどかれる体
2 まなざされる体
3 見捨てられる体
4 心への介入が体をこわばらせる
5 体への介入が暴力へと転じるとき
6 女子大生トレイナーとの「ランバダ」第三章 リハビリの夜
1 夕暮れ
2 歩かない子の部屋
3 歩く子の部屋
4 女風呂
5 自慰にふける少年第四章 耽り
1 対比に萌える
2 取り込めないセックス
3 規範・緊張・官能
4 打たれる少女第五章 動きの誕生
1 モノと作り上げる動き
2 人と作り上げる動き
3 「大枠の目標設定」が重要な理由
4 世界に注ぐまなざしの共有
5 助け合いから暴力へ第六章 隙間に「自由」が宿る-もうひとつの発達論
1 両生類と爬虫類の中間くらい?
2 便意という他者
3 身体に救われる
4 むすんでひらいてつながって
5 衰えに向けて注
文献あとがき
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