【報告】2023年6月28日「SUBURI STUDIO」開催致しました。

HOME ‣ PROJECT ‣ SUBURI STUDIO

正会員・サポーター会員

本日、2023年6月28日(水曜日)20:00〜21:30、正会員・サポーター会員によるオンラインミーティング「SUBURI STUDIO(月1回開催)」を開催致しました。

今晩の参加者は3名。お知らせ(【告知】2023年6月「SUBURI STUDIO」のお知らせ)しておりましたように、前回から引き続き國分功一郎著『暇と退屈の倫理学』(第3章・第4章・5章)を使っておしゃべりしていきました。

今日の主なトピックは以下になります。

今回語られたトピック(ファシリテーター:赤石嘉寿貴)

・限界のない消費、延々と繰り返される消費、なのに満足がもたらされない。そんな社会に生きている。
・新しいバージョンの製品をなぜ買うのか?作るのか?
・この時間をもっと有益に使えるんじゃないかと思ってしまう。
・無駄な時間を過ごしたくない。
・⚪︎⚪︎をしているかっこいい私は、消費か?
・何もすることがない、むなしい状態に人間は耐えられない。
・映画を見ていていて突然訪れる「なんとなく退屈」とはなんなのか?

考えれば考えるほどよく分からなくなっていく、あっという間の90分でした。もう少し読み込みが必要かも。いよいよ次回は最終章に入ります。

次回、2023年7月の「SUBURI STUDIO」も、國分功一郎著『暇と退屈の倫理学』(第6章・第7章・結論・付録)を使っての読書会となります。正会員・サポーター会員の方にご参加いただけます。お気軽にご参加ください。詳しい日程に関しましては、決まりましたらウェブサイトにて告知いたします。

暇と退屈の倫理学

暇と退屈の倫理学
國分功一郎/著

「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。

【目次】
増補新版のためのまえがき
まえがき
序章 「好きなこと」とは何か?
第一章 暇と退屈の原理論――ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか?
第二章 暇と退屈の系譜学――人間はいつから退屈しているのか?
第三章 暇と退屈の経済史――なぜ“ひまじん”が尊敬されてきたのか?
第四章 暇と退屈の疎外論――贅沢とは何か?
第五章 暇と退屈の哲学――そもそも退屈とは何か?
第六章 暇と退屈の人間学――トカゲの世界をのぞくことは可能か?
第七章 暇と退屈の倫理学――決断することは人間の証しか?
結論
あとがき

付録 傷と運命――『暇と退屈の倫理学』増補新版によせて
文庫版あとがき

Support our projects

HOME ‣ PROJECT ‣ SUBURI STUDIO