【報告】2024年3月10日「ぎきょくがよまさる(24)〜ゴドーを待ちながら(三巡目)」開催しました。


分解中


日にち:2024年3月10日(日)
時間:18:00〜
場所:法永寺(青森県)
内容:「新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム」(初 〜 pg.27)
配役:
エストラゴン:小山田
ヴラジーミル:Ⓔ
ト書き:Ⓜ︎・Ⓨ

今年2度目のリアル開催。今回から、岡室 美奈子さんによる「新訳ベケット戯曲全集1 ゴドーを待ちながら/エンドゲーム」を使っての素読み。その1回目を法永寺(青森県)にてスタートしました。

今までとは違う訳で、それによってリズムも雰囲気も全く違う印象で、まだ参加者がその感想を言葉にできない感じ。そのくらい感触が別物でした。

次回からがまた楽しみです。

リアルでもやってみたいので、地元の仲間募集しております。よろしくお願い致します。

新訳ベケット戯曲全集1[ゴドーを待ちながら/エンドゲーム](白水社)

【著】サミュエル・ベケット
【訳】岡室 美奈子
【監】岡室 美奈子・長島 確

わかりやすくて明快な21世紀のベケット!

ベケットが、わかるようになってきます! 不条理演劇の最高傑作が楽しめる「ゴドー」と、チェスの終盤戦になぞらえられる「勝負の終わり」の新訳を収録。

前代未聞の、笑える「沈黙劇」。

田舎道。木が一本。夕暮れどき。ウラジミール(ジジ)とエストラゴン(ゴゴ)という二人組のホームレスが、救済者ゴドーを待ちながら、ひまつぶしに興じている───『ゴドーを待ちながら』。
なにもかも失われていく「最後の物たち」の世界で、盲目のハムが、召使クロヴに暴君として振る舞っている───『エンドゲーム』。
   *  *  *
本全集の監修者代表の岡室美奈子氏もいうとおり、〈ベケット作品の言葉は決して抽象的で小難しいものではなく、むしろリアルな身体感覚をベースにした情感豊かな台詞が多く、笑いのエッセンスも散りばめられている。新訳では、ベケット作品が本来持っているそうした魅力が伝わり、かつ、二十一世紀を生きる私たちの身体や言語の感覚に馴染むよう、日常的な現代口語を用いてわかりやすく訳した〉(本書「はじめに」より)ことで、ベケットが、わかるようになってきます!
不条理演劇の最高傑作が楽しめる「ゴドー」と、チェスの終盤戦になぞらえられる「勝負の終わり」の新訳を2 in 1で収録。前代未聞の笑える「沈黙劇」を、わかりやすく明快な翻訳でお届けします。

[目次]
はじめに

ゴドーを待ちながら
エンドゲーム

草稿から読み解く『ゴドー』
作品と翻訳について

[著者略歴]
サミュエル・ベケット Samuel Beckett(1906-1989)
アイルランド出身の劇作家・小説家。1927年、ダブリンのトリニティ・カレッジを首席で卒業。28年にパリ高等師範学校に英語講師として赴任し、ジェイムズ・ジョイスと知り合う。ダブリンやロンドンでの生活を経て、37年の終わりにパリに正式に移住し、マルセル・デュシャンと出会う。ナチス占領下には、英国特殊作戦執行部の一員としてレジスタンス運動に参加。『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』の小説三部作を手がけるかたわら、52年には『ゴドーを待ちながら』を刊行(53年に初演)。ヌーヴォー・ロマンの先駆者、アンチ・テアトルの旗手として活躍し、69年にノーベル文学賞を受賞。ポストモダンな孤独とブラックユーモアを追究しつづけ、70年代にはポール・オースターとも交流。晩年まで、ミニマル・ミュージックさながらの書法で、ラジオ・テレビドラマなど数多く執筆。

Support our projects